ペーパークラフトをフォトアルバムにアップしたのですが、どれがどれだか分かりにくいと思いますので、記事でまとめてみます。リンクをクリックするとそれぞれの車種のペーパークラフトのフォトアルバムに飛びます。なおペーパークラフト自体のダウンロード・印刷方法などの解説はこちらをご覧ください→ペーパークラフトのご案内

・大型観光バス
・73SC/ハイデッカーシリーズ
1973年にそれまで生産していた観光バスであるオバQこと川崎丸型ボディと路線バスから派生した川崎角型を統合してモデルチェンジし、ハイデッカー車のバリエーションの追加やマイナーチェンジを繰り返しながら1987年まで生産されました(9m大型車のみ1990年まで生産)。
標準床の73SC、セミデッカー風ハイデッカーのハイデッカーⅰ、初の本格的なハイデッカーであるハイデッカーⅡ、豪華版として登場したハイデッカーⅲ、同じ豪華版ながら縦型4灯ライトが特徴のハイデッカーⅳ、廉価版のハイデッカーとして登場したハイデッカーⅴの6種類があります。

ボディとシャシーの一体化がそこまで進んでいない時代のバスであり、ボディのマイナーチェンジとシャシーのマイナーチェンジが一致していません。一応シャシーの型式変更(BU→CSA/CRA→LV)に伴う変化によって分けています。
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*BU系
登場時のモデルです。シャシーは1969年以来の路線バスとも同じBU系のシャシーに高出力エンジンを搭載したBU系と、観光バス専用シャシーのBH系の2種類でしたが、BH系は価格が高かったことからBU系が主体でした。
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*CSA/CRA系
1975年にいすゞ初の本格的かつ汎用的な観光バス専用シャシーとして登場し、大型トラックのニューパワーと共通のV型10気筒エンジンを搭載していたことが特徴で同車と同じV10エンブレムも装備されていました。
当初は標準床の73SCのみでボディデザインもBU系時代と共通でしたが、翌1976年にセミデッカー風ハイデッカーのハイデッカーⅰが追加され、同時期に台形タイプのより重厚感あるグリルが追加され、従来のU字バンパーのデザインと並行生産されていました。
さらに1977年には初の本格的なハイデッカーであるハイデッカーⅡも追加されています。
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*K-CSA/CRA系
1980年のマイナーチェンジで登場し、昭和54年排ガス規制に適合しました。型式にK-の頭文字がつきます。特徴的なV10エンブレムも横長のものに変更されました。
さらにバリエーションの追加が行われ、リベットレス化とカーブドガラスを装備した豪華版として、フロントガラスが上下2枚窓で角型ライトが特徴のハイデッカーⅲ、そして同じ豪華版ながらフロントガラスが1枚窓で個性的な縦型4灯ライトが特徴のハイデッカーⅳが登場しました。
翌1981年には廉価版ハイデッカーとしてハイデッカーⅴが登場しハイデッカー車5種類が勢揃いしますが、これ以降、旧態依然としたハイデッカーⅰとハイデッカーⅡについては販売例が減少しました。

ハイデッカーⅳ用の縦型4灯は個性的で上級車種らしさがあったことから他のバリエーションにおいてもオプションで装着例が見られ、中型バスのCCM/CDM系にもオプションで設定されていました。後に路線バスのエルガ/エルガミオでもこの縦型4灯が復活しています。
1983年にはマイナーチェンジが行われ、標準床車・ハイデッカーⅰ・ハイデッカーⅡにおいてそれまでの登場時からのグリルとハイデッカーⅰで登場したグリルが廃止され、シンプルな新デザインに切り替わりました。

*富士重ボディ架装車
ペーパークラフト いすゞ・K-CSA/CRA系観光バス 富士15型ハイデッカー
富士重ボディを架装した場合、新型の富士15型R3/R2/R1ハイデッカーボディを架装するようになりました。

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*LV系
1984年のマイナーチェンジで昭和58年排ガス規制に適合させるべくシャシーを変更しましたが、同時期にモデルチェンジした路線バスや中型バスと異なりボディはCSA/CRA系と変わらず、フルモデルチェンジは2年後のスーパークルーザー登場まで待つことになります。

またクラス初の大型9m観光バスのP-LV217Hが新たに追加され、1987年のスーパークルーザーHD登場後もこれだけは1990年まで生産されました。バリエーションは引き続き標準床車とハイデッカー車5種類の6種類ですが、ハイデッカーⅰとハイデッカーⅡの販売例はほとんど無く、標準床車の販売例も非常に少なくなっています。
末期の1986年には製造元が川重車体工業からIKコーチに変更された(資本関係の変更と工場移転)ことで主力のハイデッカーⅴの大掛かりなマイナーチェンジが行われ、スーパークルーザーにも似た直線的な側面窓に変更されています。また後部の窓も小さくなりました。

*富士重ボディ架装車
ペーパークラフト いすゞ・K-CSA/CRA系観光バス 富士15型ハイデッカー
富士重ボディを架装した場合、15型R3/R2/R1ハイデッカーボディを架装します。


・スーパークルーザー

1986年に13年ぶりのフルモデルチェンジで登場し、当初はいすゞでは初となるスーパーハイデッカー(SHD)のみでしたが、1987年にハイデッカー(HD)が追加されて従来型のハイデッカーシリーズと世代交代しました。
さらに1989年に運転席の位置を下げたことで2階席を2階建てバスのように前方までせり出した最上級モ仕様で、アンダーフロアコックピット構造で、セミダブルデッカーや2階だけバスとも呼ばれるUFCが追加されました。

*試作車
登場前年の1985年の東京モーターショーに出品された当時のもので、量産車とはフロントデザインが異なっています。

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*スーパークルーザー 86モデル
1986年の登場時のモデルです。当初はスーパーハイデッカ-のみの設定でハイデッカー車は翌1987年に追加されました。型式はP-LV719Rとなります。
社内呼称では従来型のハイデッカーシリーズに続く形で、SHDはハイデッカー6型、HDはハイデッカー7型とも呼ばれていました。
その後1990年に排ガス規制適合に伴うマイナーチェンジを行い、型式がU-LV771Rとなりますが外観の変更はされていません。
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*スーパークルーザー 93モデル
1993年にマイナーチェンジで異型ライトになり、1995年に排ガス規制適合に伴うマイナーチェンジを行い、型式がKC-LV781Rとなります。
ラインアップは引き続きアンダーフロアコックピット構造のUFC、スーパーハイデッカーのSHD、ハイデッカーのHDの3種類となります。

*スーパークルーザー 富士重ボディ架装車
スーパークルーザーの富士重ボディ架装車です。純正車体同様にHD・SHD・UFCがあります。特にSHDは純正車体に無い上下2枚窓であることから広く普及しました。さらに純正車体には無い大型9m車の設定もありました。
*いすゞ スーパークルーザー 富士HD-Ⅰボディ/HD-IIボディ前期型 
*いすゞ スーパークルーザー 富士HD-Ⅰボディ/HD-IIボディ後期型
*いすゞ・スーパークルーザー 富士7Mボディ 前期型
*いすゞ・スーパークルーザー 富士7Mボディ 後期型

・初代ガーラ
1996年にスーパークルーザーの後継として10年ぶりのフルモデルチェンジで登場しました。
純正車体を製造するコーチビルダーのアイ・ケイ・コーチを100%子会社化していすゞバス製造と改名した上ことから、それまでのいすゞ製の観光バスとは異なり、ボディとシャシーを一体化して開発しています。
そのため富士重工製ボディの架装例も多かったスーパークルーザーと比べて、いすゞの純正車体でのシェアを高めることにも成功しました。

*試作車
登場前年の1995年の東京モーターショーに出品された当時のもので、量産車とはフロントデザインが異なっています。

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*96モデル
1996年の登場時のモデルです。またクラス最高出力かつ、観光バスとしては久しぶりとなるV10・V12エンジンを搭載し、日本の観光バスでは初めてエアバッグも標準装備としました。
ラインアップは低運転台スーパーハイデッカーのGHD(グレースハイデッカー)、スーパーハイデッカーのSHD、ハイデッカーのHDと、久しぶりのいすゞ純正車体での大型9m観光バスである9mハイデッカーのHD-9の4種類となります。 
GHDは同じ低運転台でもスーパークルーザーのUFCとは異なり、他社と同様の低運転台構造のバスで客席は前方まではせり出しておらず通常の位置となっています。

↑当時のCMです。


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*00モデル
2000年に平成11年排出ガス規制に適合し、マイナーチェンジが行われました。通称ガーラ2000と呼ばれるモデルです。 後部のテールランプがリアウインドウの下から、バンパー内に移っています。
ラインナップは引き続き
低運転台スーパーハイデッカーのGHD、スーパーハイデッカーのSHD、ハイデッカーのHD、9mハイデッカーのHD-9の4種類となります。

・2代目ガーラ

2005年に9年ぶりのフルモデルチェンジで登場しました。この代からはいすゞと日野のバス事業統合に伴い日野のセレガと姉妹車・統合開発車となりました。このため愛好家からはセレガーラとも呼ばれます。
ただし開発は日野が行い、生産も旧・日野車体工業の小松事業所、型式も先代セレガと同じRUとなるため、実質的には日野車そのものであることから、ガーラは実質的にはOEM車となります。
姉妹車ではあるものの、フロントデザインを両社で差別化しており、直線的なシンプルなデザインとなるのが日野セレガ、いすゞの統一デザインの6キューブの6つのくぼみを入れたデザインとなるのがいすゞガーラとなります。またガーラのみ先代に合わせた後部2枚窓が設定されています。

またこのセレガーラではJピラーと呼ばれるJの形を描いたシルバーのアクセントパネルが特徴となりますが、これが装備される例があるのはセレガでオプションで装着された例のみとなっています。それ以外では窓の下までのシルバーのアクセントパネルとなります。
メカニズム面ではV8エンジン・V10エンジンが廃止されて直6ターボのみとなりました。またエアコンも従来主流だったサブエンジン式エアコンが廃止されて直結式エアコンのみの設定となりました。
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*05モデル
登場時のモデルです。セレガとは異なる細かな6キューブのフロントデザインが特徴となります。
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*10モデル
2010年のマイナーチェンジで登場したモデルです。フロントデザインのデザインが変更された他、ヘッドライトがプロジェクターライトからマルチリフレクターライトとなりました。